各賞紹介

TPM優秀事業場賞

1964年にTPM賞が創設された当初は、米国流のPMすなわち設備管理部門中心で成果をあげた事業場を表彰していましたが、設備管理技術の発展とともにその審査・表彰基準が改定され、1971年に は、PMをベースに日本で開発したTPM(Total Productive Maintenance。総合的(全員参加型)生産保全)によって成果をあげた事業場を審査・表彰の対象とすることになりました。
TPMによって成果をあげている国内外の事業場を審査・表彰する「TPM優秀賞」は、その制定以来、国内外で約3,600を超える事業場が受賞しており、我が国産業界の発展の一翼を担う重要な役割を果たしております。TPM優秀賞は、事業場の規模、TPM活動の実績により次のように分かれています。
※2024~2026年度までは2023年度までの旧制度でもでも受審可能です。

Development Stage

Maintain Stage

TPMワールドクラス賞

TPMアドバンスト特別賞またはTPM特別賞を受賞し、かつ特徴のある創造的なTPM活動を展開し、成果をあげている事業場が対象。

Development Stage

TPMアドバンスト特別賞

TPM特別賞を受賞し、TPM活動を展開する上での重点項目を設定のうえ活動し、成果が出ている事業場が対象。

Development Stage

Maintain Stage

TPM特別賞

TPM優秀継続賞またはTPM優秀賞(旧カテゴリーAまたはカテゴリーB)を受賞し、受賞時の成果を維持・向上させるとともに、特徴ある画期的な活動をしている事業場が対象。

Development Stage

Maintain Stage

TPM優秀継続賞

TPM優秀賞(旧カテゴリーAまたはカテゴリーB)を受賞し、受賞時の成果を維持・向上させるとともに、維持・継続していくための方策が整っている事業場が対象。

Development Stage

TPM優秀賞

TPM8本柱※を基本とした活動を展開し、有形無形の効果をあげ、TPM活動の基盤整備が完了している事業場が対象。

※すべてのカテゴリーにおいて、事業場の組織・活動に関わる理由がある場合、初期管理、管理間接の各柱は除いて受審することができる。

「Development Stage」、「Maintain Stage」に関しましては、以下の図を参照ください。

TPM優秀賞(旧カテゴリーAまたはカテゴリーB)および、TPM優秀継続賞を受審するにあたり、クリアすべき活動内容や活動⽔準を⽰したものです。 賞を⽬指すにあたっての活動⽬標としても利⽤いただけます。
詳しくは「TPM優秀賞 制度改訂のご案内」19ページ~21ページをご参照ください。

TPM優秀エンジニアリング賞(1984年制定)

メンテナンスサービスの効率化を図り、製造プラントの信頼性と生産向上に貢献しメンテナンスサービス業界の発展に寄与することを目的に制定され、次の3種類が設けられています。

TPM優秀エンジニアリング賞・特別賞

TPM優秀エンジニアリング賞を受賞し、かつTPM活動の内容が著しく向上し、画期的なTPM活動を展開して成果の出ている企業・事業場(部門)が対象。

TPM優秀エンジニアリング賞・継続賞

TPM優秀エンジニアリング賞を受賞し、TPM活動を維持・継続し、さらに向上している企業・事業場(部門)が対象。

TPM優秀エンジニアリング賞

メンテナンスサービス企業、エンジニアリング企業もしくはエンジニアリング部門において、TPM活動を導入し、顕著な成果が現れている企業・事業場(部門)が対象。

TPM優秀商品賞(1983年制定、旧PM優秀製品賞)

メンテナンスサービスの効率化を図り、製造プラントの信頼性と生産向上に貢献しメンテナンスサービス業界の発展に寄与することを目的に制定され、次の2種類が設けられています。

開発賞

アイデアと先行性・独創性に優れている商品

実効賞

市場において優れた実績がある商品

TPM優秀論文賞(1969年制定)

設備管理に関するシステムや固有技術の研究または改善実績などの論文で、独創性、効果、汎用性に優れ、設備管理技術の向上に寄与するTPM優秀論文を表彰しています。
TPM優秀論文賞 対象:応募もしくは月刊プラントエンジニア誌に掲載されたTPM等に関する論文

TPM優秀論文賞

応募もしくは月刊プラントエンジニア誌に掲載されたTPM論文が対象。

TPM賞 個人賞(2019年制定)

中嶋・鈴木賞

中嶋・鈴木賞は、TPM・設備管理の普及ならびに発展に大きく貢献された経営者を対象としています。TPMの創設者であり、伝道者である中嶋清一、鈴木徳太郎の二人の名前を冠し、多大なる成果を上げた経営者を表彰します。

貢献賞

貢献賞は、TPM・設備管理の発展ならびに研究・普及に大きく貢献された管理・監督者、技術者・技能者を対象としています。さまざまな分野での活躍への敬意を表し、貢献賞として表彰します。

TPMチャレンジ賞

当会では、中小企業や小規模事業場向けにTPMチャレンジ賞を制定しております。このTPMチャレンジ賞とは、「モノづくりの基盤としてのTPM活動を通し、生産設備の効率化とそこに働く人々の技術と技能の向上を図り、企業経営に大きな成果を収めた事業場」を表彰するものです。TPMチャレンジ賞は、下記の規定に基づき公募され、審査・表彰されます。

応募案内はこちらから